フラワーカーペット祭

17世紀の建物が並ぶオロタバ市のお祭り。2006年に150周年を迎えました。

旧市街の通りがフラワーカーペット(花絵)で覆いつくされ、街中が色とりどりに染まります。完成した花絵はわずか1日、それもほんの数時間しか見ることができません。 キリスト教のお祭りである聖体節(Corpus Cristi)に行われ、大抵6月です。(毎年日付は変ります)

市庁舎前には約1ヵ月半かけて大きくて精巧な砂絵が作られます。
テイデ国立公園の鉱石を砕いて作った、色とりどりの自然の砂だけを使います。
聖書に出てくる物語がモチーフですが、人物なども立体的に表現されて、とても砂だけで描かれているとは思えません。作成中の1ヶ月間も見学ができ、一見の価値があります。  

お祭りの当日は、早朝から市民が本物の花びらや葉っぱなどを使って花絵を作ります。グループごとに4m×12mほどの大きさの花絵を担当し、下絵の上に色とりどりの花をのせていきます。数時間かけて作られた絵はお昼ごろ完成し、島中から観光客や住民が訪れます。

夕方教会でミサが行われた後、御聖体行列という、キリスト像(御聖体)を担いで練り歩く宗教儀式が行われ、祭りのクライマックスを迎えます。この行列はその日の朝作られた花絵の上を歩き、行列が通った後は、花絵はくずれてしまいます。そのため、完成した花絵はわずか数時間しか楽しむことができません。何ヶ月も前から図案を決め、準備し精魂かけて作った花絵は、この行列のために捧げられる神様へのお供えなのです。

この期間中には、花絵祭だけでなく、オロタバの伝統衣装を着て山車が出る「聖イシドロのお祭り」、紙ふぶきを投げあう「花合戦」や、各村の伝統衣装を着た人々が島中から集まりカナリアの音楽で踊る「マゴ・ダンス」、動物の品評会、マーケットなども開かれます。

カナリア諸島やスペインの他の場所でも似たお祭りをするところもありますが、オロタバ市のものが最も古くて大きく、華やかです。

テネリフェ島の主要な祭り

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