1年中温暖な気候が人気のヨーロッパのリゾート地、カナリア諸島

日本の遠洋漁業基地があり、テレビで指笛などが取り上げられたこともあるので、名前だけは聞かれたことがあるかもしれません。大瀧詠一の「カナリア諸島にて」という曲をご存知の方も時々いらっしゃいます。 スペインの自治州の一つで、総面積は約7447kuです。
豊かな自然が残り、ハワイとガラパゴス諸島に並ぶ自生種が生息、 4つの国立公園があります。
15世紀の旧都ラ・ラグーナとガラホナイ国立公園の2つの世界遺産があります。
「常春の楽園」や「大西洋のハワイ」というと、自然が豊かなだけの島といったイメージが先行するようですが、それだけではありません。 歴史が古く、コロンブスも寄港し、アメリカ大陸への中継地として発展しました。 15世紀の建物が残る、歴史ある街がたくさんあります。 カナリア音楽や、舞踊など独自の文化や習慣があります。
100年以上前より関税が免除される自由貿易港や高級リゾートとして発展し、今でもヨーロッパ中の人々が訪れるので、色々な国の文化に出会えます。
日本の重要な遠洋漁業基地があり、日本領事館があります。

カナリア諸島はどこ?

スペイン地図を広げてもなかなか見つかりません。火山性の7つの島々で、スペイン本土からは南に約1,000km、モロッコやサハラが近い北アフリカ大西洋沖(北緯27度37分-29度24分。奄美大島とほぼ同緯度)に並びます。 行政的には2県に分かれ、西側4島(テネリフェ島、ラ・パルマ島、ラ・ゴメラ島、エル・イエロ島)のサンタ・クルス・デ・テネリフェ県と東側3島(グラン・カナリア島、フエルテベントゥーラ島、ランサローテ島)のラス・パルマス県からなり、両県でカナリア自治州を構成しています。
7島の合計面積は約7,447kuでほぼ宮城県と同じ大きさ、人口は約190万人です。

変化に富んだ地形と気候

火山島で、面積が小さいにもかかわらず、島々の中央部は高い山岳地帯を形成していて、2,000mクラスの山もあります。テネリフェ島はスペインの最高峰であるテイデ山(3,718m)がそびえます。

気候は基本的に地中海気候で、1年中温暖で年較差があまりありません。降水量もそれ程多くありません。アフリカ大陸の影響を受けて、アフリカに近いほど乾燥しています。そのため島ごとにまったく違う様相があり、変化に富んでいます。例えばアフリカに近いランサローテ島やグラン・カナリア島などは溶岩や砂漠、きれいなビーチが目玉ですが、離れたテネリフェ島やラ・パルマ島は美しい山や緑が特長です。同じ島内でも高度ごとに気候が大きく変わります。「世界でもここだけ!?テネリフェ島の気候」でその変わった面を詳しく述べています。

日本からのアクセス

日本からはマドリッドやバルセロナ経由が一般的です。 ヨーロッパ各地から観光客が訪れるため、フランクフルトやロンドンなどヨーロッパの都市から入ることもできます。島間の交通には飛行機やフェリーが使われます。さらに詳しい説明は、テネリフェ島へのアクセス をご覧下さい。

歴史 

ローマ時代からすでにカナリア諸島の存在は知られ、15世紀までヨーロッパ最古の石器文化を営むグアンチェ族(北アフリカのベルベル系の部族)が原住民として暮らしていました。海岸近くの洞窟に住み、主に農牧と漁業によって生計をたて、社会組織はかなり進んでいたものの、金属の使用は知らなかったようです.

1496年、スペインのカスティージャ王国に征服され、コロンブスなどがアメリカ大陸へ横断するための重要な中継地として発展しました。この頃建築された王宮や教会、貴族の邸宅が数々残っています。ヨーロッパよりいち早く新大陸の物品や文化が入り、その時持ちこまれた物で、スペイン本土には現存しない、じゃがいもなどの作物や、銀製品などの戦利品、建築様式が残り、独特の文化が根付いています。
近代では1852年フリーポート宣言をし関税が免除される自由貿易港として栄えました。 1992年にEC(現在のEU)に加わり(スペイン本土は1986年EC加盟)自由港は終わりましたが、今でも特別税地域として優遇されています。
1900年初めには豪華ホテルが建設され始め観光事業が本格的にスタートしました。

諸島の島々

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